米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、同県の玉城デニー知事は1日昼、安倍晋三首相と首相官邸で会談した。名護市辺野古の埋め立てへの反対票が7割を超えた県民投票の結果を伝え、「県民の思いを真正面から受け止め、工事を止めてほしい」として、辺野古移設見直しを求めた。安倍首相は「普天間の危険な状況を先送りできない」と応じない考えを示した。
沖縄県民投票、経緯まとめ読み
本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
玉城知事と安倍首相の会談は、昨年11月28日以来3回目。
会談の冒頭で、玉城知事は「県民投票で、辺野古断念の民意が明確にされた。尊重されるべきだ」と指摘した。玉城知事によると、安倍首相は辺野古への移設を行うという、日米合意通りに進める方針を示した。
玉城知事は会談に先立ち、在日…