(2日、オープン戦)
ともにFA移籍の人的補償で巨人を離れた西武の内海と広島の長野の対決に、球場が沸いた。
宮崎でのキャンプ中も食事に行った仲。試合前の再会時には笑顔で交歓したが、試合は真剣勝負モードに。二回2死走者なしの場面で、赤いユニホームの長野が打席に入る。内海は表情を崩さずに迎えた。直球はこの日最速の139キロ。最後はスライダーで三塁ゴロに仕留め、長野を指さしてにやりと笑った。長野は「ナイスボールでした」。
1打席のみの対決を内海は「あの時間はうれしかった」といい、「中途半端に投げると、本塁打もあると思った。メディアのみなさんが喜ぶ展開になる可能性があったので、しっかり投げました」。