昨季限りで現役を引退したプロ野球・中日の荒木雅博2軍内野守備走塁コーチ(41)の引退試合が3日、ロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)で行われた。2番・指名打者で出場し、一回1死で迎えた最終打席は三ゴロ。ファンの歓声に手を振って応え、「本当に幸せ。そのひと言です」と話した。
現在の背番号「88」ではなく、現役時代の「2」で臨んだ最終打席は、1ボールから135キロの直球を引っ張った。「(初球の)ストライク気味をボールと言ってくれたような感覚だったので、申し訳なくて、次を慌てて打ちました」
通算2045安打した守備の名手には、守備につく案も打診されたそうだが、「本当に大事な時期。邪魔したくないという気持ちが強かった」と本人から断ったという。
今季から、選手を育てる身。試…