ソウルなどで大気汚染が深刻な状態になっているとして、韓国環境省は6日まで6日連続で、交通量の制限などの特別措置を実施した。6日連続の特別措置は初めてという。大気汚染の原因については、中国からの汚染物質の流入や火力発電所の煙、自動車の排ガスなどを指摘する声が出ている。
韓国環境公団などによれば、ソウルでは5日午後1時時点で、有害物質を含む微小粒子状物質(PM2・5)の平均濃度が、1立方メートルあたり160マイクログラム前後を記録。中国・北京市の2017年の平均濃度だった同58マイクログラムを大幅に上回った。ソウル市内は白い霧がかかったような状態になった。
ソウルの大型スーパーでは、2月末以降の空気清浄機の売り上げが前年同期の2・5倍、マスクが同3・7倍に急増した。
大統領府ホームページの国民請…