大腸がんを患ったことを公表したプロ野球阪神の原口文仁捕手(27)が7日、手術後初めてチームに合流し、兵庫県西宮市にある2軍施設でトレーニングの様子を公開した。笑顔で「ファンの方からたくさんの激励の言葉をいただいた。今日を迎えられて感謝の気持ちでいっぱい」と言い、今後に向けては「1軍で活躍して夢や希望を与えたい」と語った。
昨季は主に代打の切り札として活躍。シーズン後に人間ドックを受診し、大腸がんが分かった。自身のツイッターを開設して1月24日に発表し、その後も手術終了やリハビリ開始などをファンに報告してきた。
当初、原口を正捕手候補として期待していた矢野燿大監督(50)は「信じて待つしかない」と言い、チームの輪に戻ることを望んでいた。