「アポ電」と呼ばれる電話のあとで強盗の被害に遭う事件が相次いだことを受け、山本順三国家公安委員長は7日の定例記者会見で、「事前の電話があった時に個人情報や現金などの保管状況を答えないことが重要だ。高齢者は特に注意していただき、不審な電話があれば直ちに警察に届けていただくようお願いしたい」と述べた。
山本氏は「1月以降、東京都内で被害者に親族をかたるなどして事前に電話をかけ、金が必要だなどと言って資産状況を聞き出した上で犯行に及ぶ手口の強盗事件が相次いだ。被害者が亡くなるなど大変凶悪で許しがたい犯行だ」と語った。