米中紛争の焦点になっている華為技術(ファーウェイ)の創業者・任正非(レン・チョンフェイ)最高経営責任者(CEO)が初めて日本メディアのインタビューにこたえた。
初めて応じたファーウェイ創業者「客の機密、提出ない」
「我々が代替の部品作れば米国は不利に」 華為CEO
「華為の通信機器が中国のスパイ活動に使われる」と訴える米国の主張について、任CEOは中国政府から機密情報の提示を求められても「拒否する」と述べ、米国の嫌疑を否定。自社製品の安全性を訴え、米国の要請でカナダ当局に逮捕された娘の孟晩舟(モン・ワンチョウ)最高財務責任者(CFO)についても、司法手続き中であることを理由にコメントを拒否した。
これまでほとんど報道機関の取材を受けてこなかった任氏が姿を現したのは、同社が参入を狙う次世代通信規格5Gの本格的なスタートを前に、米国の主張に同調して同社製品の締め出しに動く国が増えることを防ぐ狙いがありそうだ。