ハヤカワ五味さん
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3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、若い人たち、とりわけ女の子たちが、性別にとらわれず生きることができる社会に――。胸の小さな人向けの下着ブランドや細身のワンピースブランドを展開する株式会社ウツワの社長、ハヤカワ五味さん(23)は、「いろんな選択肢を探って」と語ります。
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1995年生まれ、東京都出身。高校生のころからオリジナルタイツを売り、多摩美術大学在学中の2014年、小さな胸向けの下着ブランド「feast」を立ち上げる。15年に株式会社ウツワを起業、社長に。ワンピースブランド「ダブルチャカ」も展開し、18年にはラフォーレ原宿に店舗を出店。アベマTVのニュース番組「アベマプライム」などにも出演中。
大学1年生のとき、Aカップ以下の小さな胸に合うブラジャーのブランド「feast」を立ち上げました。大きく見せるのではなく、ありのままの胸を美しく見せる下着です。
ハヤカワ五味さん
きっかけは自分のほしいサイズで、いいデザインのブラがなかったこと。小さな胸について「貧乳」とか、ネガティブな言い方しかないのも気になっていました。もっと自分の体を肯定的にとらえてほしくて、「シンデレラバスト」という言葉を使うと、大きな反響がありました。20~30個売れたらいいかなと思っていたところ、初回で500個ぐらいの注文をいただき、ブランドとしてスタートしました。
最近は生理用品の新規事業に取り組んでいます。お店で生理用品を買うと、見えないように袋に入れてくれるけど、本来は別に恥ずかしいことじゃないですよね。生理用品はトイレやマスクみたいなインフラ、必需品です。性的マイノリティーの人も買いやすいデザインにしたい。「恥ずかしいこと」という意識を変えて、男性にも女性の体への理解を広げていきたいです。
私はもともと社長になりたかったわけではなく、自分のほしいものを作っていただけ。大学卒業寸前まで普通に就職するか迷いましたが、結局ブランドを続けたくて、経営者の道を選びました。
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