プロ野球の楽天は12日、DeNAとのオープン戦(静岡)を前に、改めて1軍の選手や首脳陣らが東日本大震災の犠牲者を悼み、祈った。
「当時」知る選手は7人 それでも楽天は被災地を照らす
大震災発生日の11日は休養日だったため、各自が静岡市内の宿舎などで祈りを捧げた。この日は全員がそろった午前9時、半旗を掲げた上で、東北地方を向いて1分間、黙禱(もくとう)した。
震災時に選手会長として被災地支援の先頭に立った嶋基宏捕手は「少しずつ、震災のニュースも減っている。風化させないためにも、選手全員が大震災があったことを胸に刻み、今日から新たにスタートしたい」と話した。