2020年7月24日午後8時に始まる東京五輪開会式まで、12日であと500日となった。大会組織委員会はこの日、33実施競技50種類の絵文字(ピクトグラム)を発表したほか、都内で記念イベントもあった。今春から組織委の公式サイトでチケット抽選販売の申し込み受け付けが始まり、6月には準備状況を確認するテスト大会が本格的にスタートする。大会が近づいている実感が高まりそうだ。
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競技ピクトグラムは1964年東京五輪で生まれ、大会ごとに作られるようになった。言葉が分からなくても情報を伝えることができ、20年大会では、64年大会のシンプルなデザインを下敷きに、躍動するアスリートの動きを加えた。
開発メンバーの一人で、鉄道博物館(さいたま市)のロゴなどを手がけた広村正彰さん(64)は「オリンピックの歴史に参加できることに、ワクワクしている。ピクトグラムの原産国に恥じないものができた」と話した。コンペ形式の入札で大手広告会社の電通が業務委託先となり、17年6月から約10人のメンバーが開発を開始。制作に約2年かけ、国際オリンピック委員会などの承認も得た。
東京五輪開幕までの主な予定■
2019年
春 組織委の公式サイトでチケットの申し込み開始
6月 テスト大会が本格的に開始
7月24日 開幕まで1年イベント
夏 メダルのデザイン発表
11月 主会場の新国立競技場が完成
2020年
3月12日 聖火の採火式(ギリシャ・オリンピア)
3月20日 聖火が航空自衛隊松島基地(宮城県)に到着
3月20日~25日 東北3県で「復興の火」巡回展示
3月26日 聖火リレーが福島県からスタート
7月24日 新国立競技場で開会式