日本ハムのドラフト1位新人の吉田輝星(秋田・金足農高)が、12日のイースタン教育リーグ、楽天戦(鎌ケ谷)で対外試合に初登坂。1イニングを投げて無失点に抑えた。打者4人を相手に計20球を投げ、1安打1三振の内容に、「回転のいいキレのある球を投げられた。自信になった」と振り返った。直球主体の投球で最速は146キロだった。
吉田は1点リードの七回に4番手でマウンドへ。先頭打者に四球を与えたが、きっちり修正する。続く4番の岩見を高めの直球で空振り三振に。その後、1死一、二塁のピンチを招くも、代打・橋本のバットを内角の143キロでへし折り、二ゴロ併殺打で切り抜けた。
2月16日の紅白戦以来となった実戦マウンド。平日にもかかわらず、千人を超えるファンから拍手を浴びた18歳は「緊張はなかった。試合勘が戻ってきたし、すごい楽しかった」と笑顔だった。