昨年1年間に熊本県警に届けられた落とし物は21万5821点――。過去最多だった一昨年を約1600点下回ったが、それでも2009年の約12万点のおよそ1・8倍と増加傾向が続く。種類も、傘からイヌやネコ、遺骨まで多岐に及んでいる。
昨年最も多かった落とし物はタオルやハンカチ、トイレットペーパーなどの生活用品で、約2万1200点だった。トイレットペーパーは、ドラッグストアなどで他の商品を袋詰めしているうちに持ち帰るのを忘れるケースがあるという。
次に多いのは傘で、約1万2100点。交通系ICカードなどのプリペイドカード類が約9700点で続いた。イヌやネコ、ヤギ、豚といった動物も131匹届けられた。刀や車いす、遺骨などもあった。遺骨は、墓を新しくする際に、別人の骨つぼが埋葬されているのが見つかり、届けられたという。
持ち主の元に戻った落とし物は…