ニュージーランド(NZ)南部クライストチャーチのイスラム教礼拝所(モスク)であった銃乱射事件の際、犯行の様子がフェイスブック(FB)でライブ配信された問題で、FBは17日、公式ツイッターで、拡散された動画のうち「150万件を事件発生から24時間で削除した」と明らかにした。ネットに動画が投稿されると即座に広がり、完全に消去する困難さを示している。
犯人の男は自分の体にカメラを装着し、モスクにいる人たちを銃撃する様子を17分間にわたり、ライブ配信した。その一部が別のユーザーに複製され、次々にツイッターやユーチューブでも共有されて拡散した。
ライブ配信に使われたのは、殺人罪で起訴されたオーストラリア人のブレントン・タラント被告(28)と同じ名前のアカウントだったとされる。
こうした映像は、テロなどの実行犯による主張の拡散を助長させているとして、配信サービスを提供するFBのほか、ユーチューブを運営するグーグルなど巨大IT企業に対する懸念が広がってきている。
NZのアーダーン首相は17日…