ニュージーランド(NZ)南部クライストチャーチで起きた銃乱射事件で、殺人罪で起訴されたブレントン・タラント被告(28)が住んでいたNZ南部の町やオーストラリアの出身地を訪ねると、人々は驚きを口にした。住民の大半が白人という地方都市の若者は、故郷を飛び出した後、人知れず過激化したのだろうか。
クライストチャーチから300キロ以上南西のダニーデン郊外。松林が生い茂る丘陵地にある地元射撃クラブの射撃場に通じる道路を17日、警察が通行止めにしていた。地元メディアによると、被告は昨年初めにメンバーになり、ここに出入りしていた。
クラブの副代表は地元メディアに「ショックで裏切られた思いだ」と答えている。ここで練習した半自動小銃と同じ型の銃が事件でも使われたという。
被告は銃を合法的に5丁所持し、ダニーデンの銃販売店でも1丁購入していた。この店には、猟銃など約150丁が並んでいた。
被告はダニーデンのアパートに2年ほど前から滞在していた。住民らとはあいさつを交わすが深くは付き合わなかったという。
隣人の女性(25)によると、…