平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(ANA)が23日、世界選手権(さいたま市)男子フリーに挑む。ショートプログラム(SP)3位からの巻き返しを狙い、2年ぶり世界王者をめざす。
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午前11時から始まった公式練習では、羽生は前日に続いてフリー冒頭の4回転ループを入念に確認した。曲をかけた練習では手をついた。19日の記者会見では「(4回転)ループを跳ばないといけないという使命感がものすごくある」と語っていた。
4回転サルコーは曲をかけた練習ではきれいに決まり、4回転トーループ―3回転半の大技も着氷した。割り当てられた40分間の練習が終わり、引き揚げようとした羽生はリンク脇で立ち止まり、タブレット端末で映像を確認しながら、イメージトレーニングを開始。約8分間、リンク脇で練習を延長し、最後はファンの拍手を浴びながら引き揚げた。
首位のネーサン・チェン(米)との差は12・53点。羽生は22番滑走で、午後9時2分から滑る予定。