ニュージーランド(NZ)南部のクライストチャーチで起きた銃乱射事件を受け、イスラム教徒の女性たちがスカーフをかぶって外出することを怖がらないようにしようと、「みんなでスカーフをかぶろう」という女性たちの動きが広がっている。
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事件現場になったイスラム教礼拝所ヌールモスク近くの公園で22日にあった追悼礼拝では、イスラム教徒5千人に加え、一般の市民1万5千人も参列した。
目立ったのが、イスラム教徒でない女性たちがスカーフをかぶる姿だ。ソーシャルメディア上で広がる「調和のためにスカーフを(#headscarfforharmony)」という呼びかけに応じた女性たちが多かったようだ。
ハンナ・エディさん(28)は「隣人のイスラム女性に、私もスカーフをかぶりたいと言ったら喜んでくれた。今かぶっているスカーフは彼女が今朝、貸してくれたものです」。クロエ・ヘブデンさん(28)は「イスラム女性たちに安心してほしい」と話した。
この動きの呼びかけ人の一人が…