2015年7月に中国で人権派弁護士らが一斉に拘束された「709事件」の中心人物だった北京の王宇弁護士(47)が27日夜から28日午後にかけ、中国当局に一時拘束された。北京の米国大使館の活動に参加する直前に連行されており、当局が参加を妨害しようとしたとの見方が出ている。
中国、人権派弁護士への圧力巧妙化 拘束よりも登録抹消
支援者によると、王氏が27日夜、大使館側の招きで家庭内暴力(DV)と法律に関する講座に参加しようとしたところ、大使館前の路上で中国の当局者に身分証の提示を求められた。王氏が「犯罪容疑もないのにむやみに身分証を調べる権利はない」と拒んだところ、手錠をかけられ、車で連行されたという。
連行時には、大使館員らが「大…