24日に投票があったタイの総選挙は、2011年以来、8年ぶりだった。14年にも総選挙があったが無効となったため、18~25歳の約730万人にとっては初めての投票に。全有権者の約14%にあたり、総選挙の結果に一定の影響を与えた可能性がある。投票日前に若者たちが集まる場所で意見を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
タイ総選挙、軍政首相の続投が濃厚 暫定結果
「初めて投票する私たちも、きちんと自分の意見を表さないと。国を正しい方向に導いてくれる指導者が必要だ」。バンコク中心部で買い物をしていたチュラロンコン大学のパクチラ・ウンハピロンさん(23)はそう話した。
タイの政治はタクシン派を支持する「赤シャツ」と反タクシンの「黄シャツ」の対立が長らく繰り返されてきたが、「上の世代の負の遺産」ととらえ、流れを変えたいとの声も多い。
そんな若い層が支持する先の一…