朝日新聞社は1日午後、5月1日から施行される新元号が「令和(れいわ)」に決まったことを報じる号外を発行した。沖縄を除く46都道府県の主要駅周辺など、全国130カ所余りで計約20万部を配布した。
新元号は「令和」(れいわ) 万葉集典拠、国書由来は初
「令和」どう思う?「堅すぎますね」「災害ない時代に」
【速報中】新元号、きょうの動きをタイムラインで
号外はブランケット判4ページ(カラー)。皇室の姿や、大化から平成までの元号一覧のインフォグラフィックなども掲載した。
都心部では発表から1時間ほどで配布が始まり、人だかりができた。号外を求める人たちで一時騒然となったところもあった。東京都内の有楽町駅近くで号外を受け取ったパートの女性(54)は「全く予想外の文字だったが、これからなじんでいくと思う。昭和から平成の時と違い、前もってわかっている分、スムーズに事が運ぶのでは」と話した。
一方、会社員の女性(36)は「正直、『令』の字には冷たい印象もある。予想した感じとは違うけど、いい時代になるといいですね」。団体職員の男性(42)は「『昭和』に似ているな、というのが最初の印象。律令の『令』なので、規律や規則の中で和を築く、ということであれば悪い意味には感じない」と話した。