LINEのトーク画面
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新学期には、多くの「保護者LINE」グループが生まれます。記者(42)も半年前に始めましたが、投稿後に書いた文言が気になったり、返信がなかなか来ないと「まずいこと書いたかな?」と焦ったり。メールや他のLINEグループとは異なる、保護者LINEに特有の「違和感」って、いったいどこから生じるのでしょう?
ウェブ関連会社ノヴィータが運営する働く母親向けニュースサイト「BRAVA(
https://brava-mama.jp/
)」は、ママ友LINEの活用術の記事を配信しました。編集長の川合貴子さん(42)も、ライターの田崎美穂子さん(46)も、ともに子育て中です。
田崎さんには、保育園児から中学生までの3児がおり、約20のグループに参加しているそうです。
「子どもが3人もいると、情報の管理が煩雑になったり、子どもがなにも伝えてこなかったりで、LINEでママ友から聞いた情報は本当に重宝しますね」
うっとうしく感じる
公園のママ友
一方で、うっとうしく感じることも多いと言います。特にクラスLINEなどでグループが大きくなると「2、3人にしか関係のない雑談が続き、ピーコン、ピーコンと止まらなくなることがある。仕事中や夜遅い時は特に、こういう話は長く続けないでほしいなと思います」。
LINEの最大のメリットは、手軽にメッセージをやりとりできること。だからこそ、やりとりに「違和感」を覚えることもあるそうです。
「『明日の下校時間は?』『持ち物は?』と頻繁に尋ねてくるママもいて、プリントを読んでいないのかなと思ってしまいます。『既読』と表示されるので、忙しくても読めば返信しなきゃならない。それなのにお礼の言葉もなく、用件だけで去るママも。メールなら『忙しいところごめん』や『ありがとう』といった一言を書くのがマナーかと。私はある程度の礼儀があった方がいいと思うけど、参加しているママ友たちは、年代も価値観も様々。だからママ友LINEでは、距離感の違いが浮き彫りになるんだと思います」
返信無用ルール
砂場で遊ぶ子どもたち
編集長の川合さんは、保育園の母親たちと30人のグループLINEをつくっています。園のプリントをLINEで共有した時には「返信無用ルール」があるなど、適度な距離感でトラブルもないそうです。それでも、ママ友LINEには気疲れしてしまう時があると言います。
「30人のママたちが読むと思うと、投稿する時には一字一句を悩んでしまいます。何度も書き直して、結局書きたいことを書けないこともあります。仕事ならストレートに書けるのですが。投稿後も、余計なことを書いていないか何度も見直します。『既読』が付いたのに返信が来ない時も、もやもやして『ご飯時だったのかな』『もう寝ちゃったかな』とか色んな理由づけを考えてしまいます。逆に自分がすぐ返信できないと、言い訳を色々考えたりして。自分の小ささにびっくりします」
ママ友LINEにはなぜ細心の注意を払ってしまうのでしょうか。誰かの投稿に反応する時のコツを編集長の川合さんが紹介します。
なぜ仕事ではそこまで気を使わ…