インドネシア初の地下鉄部分を含む都市高速鉄道(MRT)が1日、ジャカルタで営業を開始した。設計から運行管理まで、日本が全面支援。3月末までの試乗では満員状態が続く人気ぶりで、首都の大渋滞を緩和するきっかけとなることが期待されている。
1日午前8時(日本時間同10時)すぎ、中心部へ向かう車内は、つり革を手に立つ乗客が、ちらほらいる混み具合だった。
「出勤に30分間、帰宅に45分間は短縮できる」。笑顔でそう話した会社員ヘンドラさん(41)は、これまで車だけで通勤していたが、駅近くに車を止めてMRTも使う生活に変えた。
ジャカルタは公共交通機関が未…