JR東日本は3日、首都圏にある駅のホームドアについて、2020年7月の東京五輪・パラリンピック開幕までに、新たに15駅に整備すると発表した。山手線は新駅の高輪ゲートウェイを含め、大規模改修中の新宿、渋谷両駅を除いた28駅に整備される計画だ。
JR東は昨年3月、主要24路線のうち東京からおおむね50キロ圏内にある全243駅について、32年度末までにホームドアを整備すると発表。今年3月末までに、このうち山手、京浜東北線を中心に36駅の整備を終えた。
今年度は両線の東京、新橋駅や、国立競技場に近い中央・総武緩行線の千駄ケ谷、信濃町駅などで整備を進め、五輪開幕までに新たに15駅でホームドアの使用を開始する。このうち、京浜東北線の蕨駅では、軽量型の「スマートホームドア」を採用する。合わせて、ホームの端を鮮やかな色で塗って注意を促す「CPライン」や、ホームの内側を突起で示す「内方線付き点状ブロック」の整備も進めていくという。(細沢礼輝)