(7日、プロ野球 DeNA5-1巨人)
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前身の大洋から数えて、DeNAは今年が球団創設70年。記念の年に、球団通算4千勝に達した。セ・リーグでは最も遅く、パ・リーグを含めても楽天(2004年創設)を除いて、最も遅い。
しかし、近年はファンサービスが充実し、応援も熱い。今年から右翼側に「ウィング席」も増設された。今季初勝利の先発井納は、スタンドが真っ青に染まったなかでの大台到達に、「(球場の)席も増え、力強い声援がたくさん来た。勇気をもらった」と喜びに浸った。
節目を飾るにふさわしく、試合展開も会心だった。二回の好機は8番・大和が「次が投手なので、何とか自分で(本塁へ)かえそうと」と、左中間適時二塁打。三回は1番・神里が二塁打で出ると犠打で進めて、2死から4番・筒香が右前適時打。上位から下位まで、打線がまんべんなく打った。
6連勝と勢いに乗っていた巨人に連勝し、2勝1敗と勝ち越した。「おおかたの予想では巨人優位だったと思う。しかし、我々もファンも信じていいんじゃないか。今年のDeNAは違うって」とラミレス監督。自信が芽生えていた。(山下弘展)
ラミレス監督(D) 「投打にいい試合だった。ファンの支えに感謝している。次の試合も勝って4001勝にしたい」
井納(D) 対巨人は通算10勝目。「五回までしか持たず、中継ぎに託してしまった。もっと長く投げないといけない」
大和(D) 二回に先制の適時二塁打。塁上でのガッツポーズに「今年は得点圏で打ててなかったので出ちゃいました」。