日本年金機構は11日、匿名のツイッターアカウントで外国人に対する差別的な投稿を繰り返していた世田谷年金事務所(東京都)の前所長について、同日付で停職2カ月の処分を行ったと発表した。
処分を受けたのは葛西幸久氏で、機構は先月25日に更迭していた。機構の調査によると、葛西氏は昨年秋ごろから差別的な投稿を始めた。勤務時間中にも自身のスマートフォンから投稿していた。葛西氏は「ツイートへの好意的な反応で承認欲求が満たされ、内容がエスカレートした」と話しているという。
機構は「誠に遺憾。全職員にSNSの使い方について研修を実施し、再発防止に努める」としている。