オーストラリアのモリソン首相は11日、総選挙を5月18日に実施すると発表した。モリソン氏が率いる保守連合(自由党、国民党)と最大野党の労働党の争いとなる。世論調査では与党の劣勢が続き、2013年以来、6年ぶりの政権交代の可能性がある。
大臣どんどん「やめる」豪モリソン政権 劣勢の選挙前に
すでに与野党とも選挙に向けて、中低所得層向けを中心とする所得税減税策を打ち出している。都市部での住宅価格の高騰や交通の混雑への対策なども焦点となる。豪州で最も一般的な世論調査「ニューズポール」で、保守連合は2016年9月以降、労働党を下回る状況が続いている。(小暮哲夫)