天皇、皇后両陛下は12日、「こどもの国」(横浜市青葉区、東京都町田市)を訪れた。
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こどもの国は、お二人が結婚の際、国民から寄せられた祝い金の使い道として「子どもたちのための施設に」と希望したことがきっかけで建設された公園。今月で結婚60年を迎えた両陛下。この日は園内バス「あかポッポ号」に乗って思い出のある園内を約50分かけて一周し、集まった人に手を振ったり、園のボランティアらと交流したりした。皇后さまは保育園児に「大きな滑り台も滑れました?」と語りかけていた。
1965年の開園式で天皇陛下は「次の時代を担うこどもたちの幸せを守り、すこやかに育てることが大切なことでありましょう」とあいさつしていた。これまで10回以上、ご家族らと足を運んでいる。今回は園内を見まわり、「よく整ってきたと感じます」と語ったという。(緒方雄大、中田絢子)