僕は一瞬で死んでしまう
厚い火山灰が含まれる地層について説明する鹿児島大准教授の井村隆介
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原子力規制委員会が、安全研究の一環として「巨大噴火」の可能性を評価するための研究を進めている。万が一の場合、電力会社は巨大噴火の兆候をとらえ、原子炉から核燃料を取り出すなどの必要な措置をとるとしているが、「予測は不可能」と批判する学者もいる。そもそも巨大噴火とは何か。
巨大な噴煙柱が立ち昇って大地を隠す――。鹿児島に行き、鹿児島大准教授の井村隆介(55)に、講演で使う画像を見せてもらった。噴火のイラストや、九州地図の上に次々と円が現れる画像だ。58万年前……、7300年前。
「この円がそれぞれの巨大噴火…