スリランカで起きた連続爆破テロ事件の現場に記者が入った。厳戒態勢での警備が続くなか、事件に遭遇した市民らが、取材に当時の状況を明らかにした。
スリランカの最大都市コロンボなどで21日に起きた連続爆破テロ事件。一夜明けた22日、現場周辺では多くの警察官が厳戒態勢をとり、普段は観光客でにぎわう中心部は物々しい雰囲気に包まれていた。
現場の一つ、コロンボ中心部のシャングリラホテルでは22日午前、建物の外観に目立った損傷は見当たらなかったものの、入り口付近には10人以上の警察官らが銃を持って立ち、警戒にあたっていた。
事件に巻き込まれて亡くなった現地在住の高橋香さん(39)は、当時、このホテルで家族3人で朝食をとっていたとみられている。地元報道によると、爆発は21日午前8時45分(日本時間午後0時15分)ごろ発生し、実行犯2人による自爆テロだったという。
同ホテルの男性従業員は「今は…