スリランカの連続爆破テロ事件に関して、過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は23日、「有志連合とキリスト教徒の市民を狙ったスリランカの攻撃の実行者は、ISの戦闘員だ」とする声明を出した。実行犯と主張する男らの写真も公開した。
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続けてIS名義で公開された声明は、実行犯とみられる7人のニックネームを列挙して「自爆攻撃を行った」と主張した。
ISは前身組織が2014年6月、イラク第2の都市モスルを急襲して「カリフ制国家」の樹立を宣言。一時はシリアとイラクの3分の1を支配した。その後、米軍主導の有志連合などによる掃討作戦で勢力が激減。今年3月下旬にシリアの最終拠点バグズを失い、トランプ米大統領が「米国は有志連合とともにシリアとイラクのIS支配地域を100%解放した」と主張していた。
「領土」を失う一方で、ゲリラ…