宮内庁の山本信一郎長官は25日、平成最後の定例会見で、天皇、皇后両陛下について「30年にわたる非常に長い道のり、ご高齢になられても最後まで全力でお務めを果たされるお姿に、お仕えしてきた一人として感慨は無量」と語った。望ましい象徴天皇像を追い求めた天皇陛下について「将来に向けて大きな礎を残された」と述べた。
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退位後は「心身共に、少し安らかな、穏やかな日々を送って頂いて、ご健勝にお過ごしして欲しい」とし、「ご健康面でのサポートはより配慮していかないといけない」と語った。(多田晃子)