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天皇陛下が３０日、退位します。３０年４カ月つづいた「平成」が幕を下ろす、歴史的な一日。各地の動きを、タイムラインで追いかけます。

【特集】両陛下の「祈りの旅」をたどる

【特集】平成から「令和」へ

「退位礼当日賢所大前の儀」に臨む天皇陛下＝２０１９年４月３０日午前１０時３分、皇居・賢所、代表撮影

１０：４５

東京タワー混雑、御朱印も目当て

東京都港区の東京タワーでは、観光客らが続々と展望台に。平成３１年４月３０日と書かれた「タワー大神宮」の御朱印を目当てに来た人も。

１０：００

天皇陛下が「御告文」

皇居・宮殿では、天皇陛下が夕方に退位礼を行うことを報告する儀式「退位礼当日賢所大前の儀」が行われた。陛下は天皇のみが身につける束帯姿で、賢所（かしこどころ）で「御告文（おつげぶみ）」を読み上げた。新天皇となる皇太子さまをはじめ皇族方も参列した。

１０：００

としまえん、本日入園無料

平成最後の日を入園無料にした遊園地としまえん（東京都練馬区）が開園。正門前に「ありがとう平成」と書かれた看板を掲示した。

１０：００

平成駅に行列

熊本市中央区のＪＲ豊肥線の平成駅には、駅名が印字された入場券を買い求めたり、駅名を表示した看板の前で記念撮影したりするため、大勢の人々が押しかけた。行列は途切れず、駅員や警察官が警戒にあたった。

平成最後の日、ＪＲ豊肥線の平成駅には切符を買い求める多くの人が訪れ、列をつくった＝２０１９年４月３０日午前９時５９分、熊本市中央区、日吉健吾撮影

新天皇、５月１日午前０時に即位

天皇退位は１８１７年の光格天皇以来２０２年ぶり。陛下は８５歳。３０日に皇居で憲政史上初の「退位礼正殿（せいでん）の儀」に臨み、在位中最後の「おことば」を述べる。５月１日午前０時に５９歳の皇太子さまが新天皇に即位し、元号は平成から「令和」となる。

皇居に入る皇太子さま＝２０１９年４月３０日午前９時２２分、皇居・半蔵門、山本裕之撮影

退位・即位の儀式の流れ

【４月３０日】

▽午後５時～ 退位礼正殿の儀

・首相が国民代表の辞を述べる

・天皇陛下が在位中最後の「おことば」を述べる

【５月１日】

▽午前０時 新天皇が即位、改元

▽午前１０時半～ 剣璽等承継の儀

・皇位のしるしとされる神器などを引き継ぐ

▽午前１１時１０分～ 即位後朝見の儀

・新天皇が最初の「おことば」を述べる

・首相が国民代表の辞を述べる

平成最後の朝を迎えた皇居前には、大勢の観光客が訪れていた＝２０１９年４月３０日午前８時５２分、角野貴之撮影