北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)・第1外務次官が30日、米朝協議に携わるポンペオ米国務長官の発言を非難した。朝鮮中央通信が同日、伝えた。
ポンペオ氏は24日、米CBSテレビのインタビューで、北朝鮮との非核化交渉が失敗した場合には「ルートを変える」と述べた。同通信によると、これについて崔氏は「軍事的な方法を動員してでも必ず我々の制度を崩壊させようとする危険な発想だ」と非難。そのうえで、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日に「今年末までは忍耐をもって米国の勇断を待つ」と語ったことに触れ、「期限内に立場を出してこない場合、米国は願わない結果をみることになるだろう」とした。(ソウル=神谷毅)