京都市右京区の愛宕山(標高924メートル)で迷った中国人旅行者の男性が、携帯電話のアプリを使って本国の旅行会社経由で助けを求め、警視庁から連絡を受けた京都府警によって4日午前に救助された。男性にけがはないという。
救助されたのは、中国人の男性旅行者(38)。府警右京署によると、男性は旅行で来日し、3日午後2時半ごろ、1人で愛宕山に入った。同日午後6時ごろ道に迷い、携帯電話のアプリで中国の旅行会社に連絡。同社は日本に住む中国人女性を通じて女性宅の最寄りの警視庁立川署に通報し、午後11時25分ごろ右京署に情報が入った。
男性は日本語が話せないため、右京署はこの女性を介して4日午前8時20分ごろ、男性の携帯から110番通報してもらい、男性の位置情報を確認して消防とともに捜索し、約1時間20分後に発見して救助したという。