十字架をデザインしたアクセサリーブランドとして知られる「クロムハーツ」の偽物を販売目的で大量に所持したとして、京都府警は12日、貴金属加工・販売会社代表取締役の峰松正樹容疑者(35)=東京都台東区=と、同社員の横田大輔容疑者(37)=同中央区=を商標法違反(販売目的所持など)の疑いで逮捕し、発表した。
峰松容疑者は「偽物だった」と容疑を認め、横田容疑者は「なぜ偽造品と言われるのか知りたい」と否認しているという。
木津署によると、逮捕容疑はペンダントや指輪などの偽物93点を所持したというもの。横田容疑者は2016年5、6月、京都市の男性に偽物のペンダントを17万円で販売した疑いももたれている。
2人は、オークションサイト「ヤフオク!」にクロムハーツの商品名をつけて出品を繰り返し、「純正オリジナル品と比べても見分けがつかないほどすばらしい仕上がり」と説明していたという。