天皇陛下の即位を祝い、長年陛下にビオラを指導してきた恩師が、自作曲を陛下に贈った。タイトルは「輝ける『令和』に向かい」。即位後もビオラを通じ「世界中の人たちとの交流を温めて」と期待している。
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曲を贈ったのは、ビオラ奏者で東京音楽大名誉教授の兎束(うづか)俊之さん(79)。出演したコンサートを陛下が鑑賞したことがきっかけで、約40年前からお住まいの東宮御所(現赤坂御所)などで定期的にレッスンを施してきた。
陛下は学習院大学時代に音楽部管弦楽団に所属し、本格的にビオラを始めた。レッスンでは「もう一度やってもよろしいですか」と繰り返し練習する熱心さ。「指づかいが分からないところが出てきましたのでご教示いただければと思います」と手紙が送られてきたこともあった。
陛下はこれまでも様々な場面で…