タイのワチラロンコン国王(66)の戴冠(たいかん)式は5日、2日目に入り、戴冠を祝う街頭パレードがバンコクの王宮周辺で夕方から実施された。
国王が座った黄金色の輿(こし)は、伝統的な衣装に身を包んだ従者にかつがれて、午後5時ごろに王宮を出発。沿道には、国王のシンボルカラーである黄色の服を身につけた市民らが集まり、隊列にむかって国旗を振った。
ワチラロンコン国王は2016年10月のプミポン前国王の死去を受けて、国王に即位。タイ国王の戴冠式は69年ぶりとなる。最終日の6日には、王宮のバルコニーから国王が市民らに姿を見せる予定だ。(バンコク=貝瀬秋彦、乗京真知)