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「明るい記事」だけ求める中国 不正暴いた記者は去った

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-5-7 8:59:07  点击:  切换到繁體中文

 

中国のメディアで経験を積んだ記者たちが次々と辞め、社会の問題を暴く調査報道が激減している。ネットの発展で新聞などの経営が悪化したから、というだけではない。季節は春を迎えても、メディアを取り巻く環境は冷たく厳しい。(北京=延与光貞)


「一生のうち何回、言いたくない『さよなら』があるだろう」


今年初め、「中国青年報」の調査報道部主任、劉万永(47)がSNSに書き込み、20年余りの記者生活に別れを告げた。調査報道を手がけ、ワクチン業界の不正、地方政府幹部や警察の横暴、官民の癒着を暴いてきた。勇敢な報道ぶりで「チベット犬」と呼ばれ、数々の賞を受けた記者の退職はニュースにもなった。


数日後、劉は北京で開かれた民間のジャーナリズム賞の授賞式に参加した。警察が裏で高利貸に関与していた事件を取り上げた記事が3位を獲得した。劉はこんなあいさつをした。


「うれしさの半面、心配もあります。10年前ならこの記事は6位がせいぜい。こういう報道が本当に少なくなってしまった」


中国の記者の給料は安い。年齢…



 

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