3月3日のオープン戦で右手首を骨折した日本ハムの清宮幸太郎(19)が14日、骨折後初めて2軍の公式戦で打席に立った。ロッテ戦(鎌ケ谷)に3番指名打者で先発出場したが、三邪飛と捕邪飛に終わり、2打席で交代した。復調までしばらく時間がかかりそうだ。
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清宮は2打席ともタイミングが合わず、ボールに差し込まれた形だった。「試合感とか投手との間合いとか。まだまだ不慣れな部分があるのでそこを詰めていければ」と淡々と語った。打席に向かう際の登場曲には映画「スターウォーズ」のテーマが流れた。「試合に出るのは楽しいです」と出場できる喜びをかみしめた。
2カ月半のブランクは、そう簡単に埋まるものではない。荒木2軍監督も「さすがに2カ月半はきついんだなあ、というのが正直なところ」と話した。
1軍に復帰する目安は、2軍での打席数で計算されていない。荒木監督は「ヒットが出る、出ないは別として、しっかり対応できて相手にプレッシャーをかけられなければ1軍に行く意味はないと思う」と明かした。ただ、「あの年代の子は一気に状態が上がるから、それがいいところなので。それを楽しみにして待っています」と付け加えた。
1軍は13日時点で、2位タイにつける。ただ、チーム本塁打数は22本とパ・リーグで一番少ない。長打力が魅力的な清宮の復帰が待たれる。(坂名信行)