プロ野球ロッテのキャラクター「謎の魚」の等身大人形(高さ190センチ、重さ65キロ)が昨年6月から売り出されていたが、ついに買い手が見つかった。1体限定で、値段は「さかな」をもじって357万円(税込み)だった。
謎の魚は2年前にデビュー。チョウチンアンコウに足が生えたような奇抜な外見で、英BBCのサイトからは「不気味な新マスコット」と評されるなど国内外で話題となっていた。
買い手は介護事業会社を経営する男性ファン。高額にもかかわらず、決め手は「一目ぼれした」からだという。謎の魚もコメントを寄せ、「関係者諸君はなかなか売れないと焦っており、叩(たた)き売りをする寸前でした」と、一安心の心境がにじむ。
人形はシーズン中、本拠ZOZOマリンスタジアム(千葉市)に併設されているグッズ販売店で展示される。(室田賢)