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今春卒業の大学生の就職率は97.6%と、超売り手市場が続く。学生側が企業を選びやすいはずなのに、入社3年以内に約3割が退職している。「石の上にも三年」は、もはや死語なのか。
「変わるべきは居座る人」 北野唯我さん(ワンキャリア最高戦略責任者)
どんな仕事でも、最低3年間は頑張り続けた方がいい。かつてまかり通っていた「石の上にも三年」説は、今の時代にあわなくなっています。
この説を唱える人の大半は40代以上です。一つの会社に勤め続けるのを美学とし、転職する人は根性がないとする見方が多い世代と言えます。このため働いた年数や年齢だけを理由に、他人の仕事の能力も判断しがちです。
しかし、この説は人口増と経済…