北方領土返還を巡り「戦争」に言及し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員は28日、衆院議院運営委員会の理事会に対し、発言を巡る事実確認の聴取について「医療機関と相談し、対応は現時点では困難」と回答した。
これを受け理事会は30日に外務省と内閣府から、北方領土へのビザなし交流事業に同行した職員から聞き取った内容の報告を受けることを決めた。そのうえで野党6党派が提出した議員辞職勧告決議案、自民、公明両党が提出した譴責(けんせき)決議案の取り扱いを協議する。
丸山氏は24日、出席を求められた議運委理事会を体調不良を理由に欠席。議運委は高市早苗議運委員長ら少数による聴取が可能か丸山氏側に打診していた。