ヘイトスピーチ対策法が2016年6月に施行された際、参院法務委で法制定に尽力した与野党議員が31日、法施行3年を前に国会内で記者会見し、「法を力に差別や分断を社会からなくし、誰もが尊厳を持って生きる社会をつくっていく」などと述べた。
自民党の西田昌司議員は「選挙に出てこういうこと(ヘイトスピーチ)をやる人がいるのは残念。社会的に認められないと国民が認識してほしい」と語った。立憲民主党の有田芳生議員は「ネット上の人権侵害はいまだにやまない。今の法律では限界があり、新しい取り組みを進めなければいけない」と述べた。(編集委員・北野隆一)