根本匠厚生労働相は31日に厚労省内の記者会見室で行った閣議後記者会見で、初めて日の丸を掲げた。記者から理由を問われると、「令和の時代を迎えたことを契機に、厚生労働大臣としての責任の重さに思いを新たにしたこともあり、国旗を掲揚したいと考えた」と説明した。
根本氏は、「国旗は国旗国歌法に定められたものであり、行政の責任者たる大臣の会見で、国旗を掲揚することは自然なこと」とも強調。第2次安倍内閣で復興相だった時にも会見で国旗を掲げていたとし、今後も会見室で会見する際には日の丸を掲げる考えを明らかにした。
同省広報室は「多くの省庁で大臣の記者会見時に国旗を掲揚しているが、厚労省では初めてではないか」とする。(石川春菜)