(9日、プロ野球交流戦・楽天5―2中日)
楽天の銀次が恩師の故星野仙一氏ゆかりの「ナゴヤ」で通算1千安打を達成した。五回1死満塁で右前適時打を放ち、貴重な追加点をもたらした。
楽天監督だった星野氏に見いだされたプロ14年目。「星野さんがいなかったら自分は今、野球をしていない」と話す。つらいときは星野氏の「どんなときも一流選手は明るく野球をやっている」という言葉を思い返すという。
七回には1001本目の右前安打を放った。「(999本で迎えた)今日の試合で2本打ちたかったんです。ここで『せんいち』を打てて本当にうれしい」と笑みをこぼした。(鷹見正之)