中国の大手ネット通販サイト「淘宝網(タオバオワン)」が、様々な国家級の文化財などを「かわいく」仕立てた商品の開発計画を進めている。5月に発売された西安の世界遺産・兵馬俑(へいばよう)のプラモデルは即日完売の人気に。政府などが協力する「公式商品」として、3年間で万里の長城や敦煌の壁画、衛星打ち上げロケット、国産空母などの100種類以上の商品をつくるという。
中国メディアや淘宝網の公式サイトによると、計画は「国宝聯萌(かわいい国宝シリーズ。「聯萌」は「連盟」と同音)」と名付けられ、淘宝網が商品の開発・販売を進めている。
第1弾は、兵馬俑を管理する陝西省の秦始皇帝陵博物院のお墨付きで、若手のデザイナーが兵士の像を漫画風に仕立てた3種類のプラモデル。つまようじ入れや筆置きなどになり、5月29日に99元(約1600円)の数量限定で販売され、すぐに完売した。
6月には、顔につけたお面を一…