東京福祉大系列の専門学校「保育・介護・ビジネス名古屋専門学校」(名古屋市)が、定員の4倍にあたる5千人近くの学生を受け入れていた疑いがあることが、関係者への取材で分かった。愛知県と名古屋出入国在留管理局が調査中で、県は是正勧告を検討している。
専門学校を運営する学校法人「たちばな学園」によると、定員超過があったのは留学生を対象にした国際教養学科と国際ビジネス情報学科。2015年から超過状態が続いており、その数は年々増加していたという。学校の担当者は、朝日新聞の取材に「日本語学校からの受け入れ要請を断り切れなかった」と説明しているが、詳細な人数は「県の調査が続いている」として明らかにしていない。
愛知県によると、同専門学校の定員は1116人。関係者によると、学校側は、県に対し「5千人近い学生を受け入れている」と説明したという。
学校は、県の認可を受けて19…