国土交通省は14日、副操縦士が酒気帯び状態で乗務したとして、格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンに業務改善勧告を出した。
50代の副操縦士は3月6日、中部空港と台北を往復する便に乗務した。その際、吹きかけ式の簡易な検知器による検査はパスしたが、試験運用中だったストロー式の精密な検知器ではアルコールが検出された。同社は当時、簡易な検知器でアルコールが出た場合に乗務を禁止していた。
国交省は14日、LCCのバニラ・エアで機長と副操縦士が飲酒検査を受けずに乗務する事案が4月にあったとして、同社に厳重注意した。