海上保安庁は14日、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)で5月下旬から、北朝鮮のものとみられる漁船が違法にイカ釣り漁をしていることが確認されたと明らかにした。のべ318隻に退去警告し、のべ50隻に放水したという。取り締まりの様子の写真や動画も公表した。
漁船が確認されたのは、秋田県の西約400キロにある「大和(やまと)堆(たい)」という漁場に近い海域で、周囲よりも水深が浅くスルメイカがよくとれる。
昨年も同じ程度の北朝鮮の漁船が確認されており、秋から年末にかけて、多くの遭難船が日本海の沿岸に漂着している。(贄川俊)