韓国の政府系シンクタンクや人権団体が、相次いで北朝鮮の公開処刑について報告書を出した。ドラマなど韓国で制作された映像の視聴や麻薬取引などの行為で死刑となる例が報告され、公開処刑の場所が全国に300カ所余りあるとも指摘している。
北朝鮮の動向を調べる韓国政府系シンクタンク、統一研究院が脱北した135人を調査し、北朝鮮人権白書をまとめた。白書によると、近年、韓国ドラマや麻薬が全国に流通し、当局が取り締まりと処罰を強化しているという。
脱北のあっせんや、韓国に逃げた家族との通話などが原因で政治犯収容所に送られたとの証言もあるという。白書は、脱北そのものに加え、脱北に絡む行為は許さないという当局の姿勢が表れていると指摘した。
一方、金正恩(キムジョンウン…