社民党の又市征治党首(74)=参院比例=は18日、肺がんの手術・療養からの公務復帰の記者会見を開き、改選を迎える夏の参院選に立候補しない意向を表明した。「医師から『無理をするな』という指摘を受けた。参院選には比例区も選挙区も出馬しない決断をした」と述べた。
党首の任期は来年2月までで、又市氏は「次の世代に党をしっかり引き継いでいけるよう全身全霊を尽くして戦う」と強調。「たまたま今度の選挙には出ない。党の使命として、場合によれば(今後の)衆院選に『出ろ』となることはありえる」とも語った。
又市氏は5月14日に肺がんの手術を受け、療養していた。「手術は成功した」とする一方、現在の体調を「大きい声を出すと息切れがひどい」と説明した。